経済的自由への正しいお金の概念を理解しよう

マネーリテラシー

おはようございます、薫です。

昨日まで自分の支出を把握する大切さを話してきました。まだご覧になってない方はこちらから。

さて、ここから先はよくよく理解する必要があります。

収入と支出

一般に知られている概念なので、特に解説はいらないと思います。

収入とは、家計に入ってくるお金のことです。例:給与、報酬などです。

支出とは、前回まで皆さんに確認していただいた毎日発生する出費のことです。

簡単なことですが、支出が収入を上回れば借金だけが増えていきます。

逆に収入が支出を越えれば、他かからお金を借りることもなく生活が立てられます。

収入が支出を余裕を持って上回れば、それを資金に投資ができます。

資産と負債

ここはお金持ちになるには、一般の理解と違う捉え方をする必要があります。

お金持ちは、キャッシュフロー(お金の流れ)に注目します。キャッシュフローはあなたのお財布に「今・現在」入ってくるお金です。

よって、俗に言われる「持ち家」や「車」はそのままでは資産ではなく負債と捉えます。

これは、ローンを組んでいようといまいと関係ありません。あなたのお財布からお金だけを取っていくものは、すべて負債と理解されます。

もう少し具体的に話をすると、「持ち家」も「車」もあなたにお金をもたらしてくれません。おうちのメンテナンスにお金はかかりますし、車も同様に保険だ、ガソリン代だ、点検だ。とお金がかかります。

それじゃぁ、「持ち家」がない方がいいのか?ですが、そんなことはありません。税金制度をよく知れば、「持ち家」も「車」も資産へ変えることができます。(これはまたの機会に)

そして、もちろん「投資として買った賃貸物件」も負債になることがあります。それは借り手がいなくて管理費や駐車場代、ローンなどの経費だけが発生している時です。

なのでどんなものも、その状況次第で資産にも負債にもなりえます。

車も日本で認められているかはわかりませんがメキシコではよくあります。自分が使っていない時にウーバーの運転手と契約して貸し出す。というのであれば、それは資産になりますよね。

自転車も同じように貸し出すと資産になりえます。

すべては発想次第ということがお分かりいただけますでしょうか?

注意したいケース

ある全く違う地域に住む複数の友人から話を聞いたので、最近のセールスの定番なのかな?と思ったので、お話しさせてください。

新しい分譲マンションを見に行ったそうです。そうしたら、住宅ローンが10万円で家賃が7万円で貸し出せば自分は毎月3万円の出費だけで、将来的にこのマンションは自分のものになる。という説明を受けたというものです。

これ、ダメかといえば、そうではありませんがあなたがこの物件に何を望んでいるかによります。

1。ローンを払い終えた30年後ぐらいに、この物件に住みたいのですか?そのためにレバレッジを効かせて30年間の間、他の方に貸すのですか?

2。キャッシュフロー(今の時点での収入アップ・インカムゲイン)を望んでいるのですか?

1も立派な投資です。(不動産などの資産を将来価格が上がった時点で売却するという前提で、購入時との差額を利益として捉えるという投資方法でキャピタルゲイン狙いと言います。)

しかしながら、1は景気が上昇の時に使える手段です。その上昇気流に乗り物件の時価も上がり続けると予想できるような状況です。そうすれば、毎月10万円払うところを3万円しか払わなくていいので魅力的に、一見思えます。

ただし、将来的にローンを払い終えた時点で売却することが大前提のやり方ですので、ローンを払い終える30年後の未来は誰にもわからないうえ、借り手の方にキレイに使っていただけるという保証はありません。

不動産賃貸にかかる費用はもちろんローンだけではありません。管理費、修繕積立金、購入後に足りない家電を入れる(大家の裁量ですが)、物件が優良物件とは限らないので自分でも修繕金の積立をする必要があります。

そうなると、実質的に毎月発生する費用はローンの10万円だけでは済まなくなります。

そうではなく、逆でしたらどうでしょうか?

経費がすべてで7万円。家賃は10万円。毎月3万円が手元に残ります。これをまた別の投資の資金に使用する方が、30年後、くたびれた不動産が手元に残るよりももっと良いものが手元に残る可能性の方が高いと思いませんか?

長くなってしまったので、続きは次回に持ち越しますが、とても大切なこと。どこかの説明会へ行ったら必ずセールスマンに「あなたは、これに投資していますか?」と聞いてみてください。

それで答えが「NO」であれば、その方の経済状況がよっぽど悪いか、そんなに魅力的な案件ではないということです。笑

今日もお読みくださりありがとうございます。

Photo by Annie Spratton Unsplash

コメント

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